下町風景シリーズ(10)お正月の西新井大師

お正月の西新井大師(足立区・西新井)

今日は,関東厄除け三大師(かんとうやくよけさんだいし)のひとつ,「西新井大師」に初詣しました。

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「西新井大師」へは,JR北千住駅から東武スカイツリーラインで西新井駅まで行き東武大師線に乗り換えます。

大師線は,西新井駅と大師前駅を結ぶ,1区間だけの鉄道です。Wikipediaによると,1931年の開業当時は東武東上線上板橋までつながる計画でしたがその後予定地の市街化が進んだことなどで結局1駅のみの線となったそうです。

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駅出口からの風景。駅周辺にも出店がたくさん出て賑やかです。

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正月3日,まだたくさんの方が初詣のお参りに来ています。入場規制で少しずつ進み,やっと本堂前まで来ました。

西新井大師の正式名は智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)。真言宗豊山派のお寺です。

お寺のホームページによると,天長3年(西暦826年)、弘法大師様が関東巡錫(じゅんしゃく )の折、この場所に立ち寄り悪疫流行になやむ村人たちを救おうと、御自ら十一面観音像とご自身の像をお彫りになり、観音像を本尊にそしてご自身の像を枯れ井戸に安置して二十一日間の護摩祈願をおこなったところ,清らかな水が湧き、病はたちどころに平癒した。その井戸がお堂の西側にあったことから「西新井」の地名ができた,と伝えられているのだそうです。

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皆さん真剣な表情でお参りしています。今年は災害のない年でありますようにお祈りした方も多かったのではないでしょうか。

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たくさんの警察官の方が出動していました。お正月からご苦労様です。

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境内はたくさんの出店が並んでいます。達磨屋さんもあります。こちらのお寺では毎年2月の節分に達磨供養が行われるそうです。 

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駅近くのレトロな商店街でひときわ目を引く「演歌星(スター)」の看板。演歌のCD・テープなどのお店です(まだ入ったことはありません)。

西新井大師は「演歌の聖地」でもあります。毎月の縁日の日,境内では,プロの演歌歌手の方が歌うイベントがあり多くの演歌ファンの方が集まっています。

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ほかにも,塩がたくさんかけられている塩地蔵さん,境内の牡丹園,縁日のレトロな出店,レトロな商店街,などご紹介したいものがいろいろあるのですが,この人出ですので,またの機会に。

西新井大師(真言宗豊山派五智山遍照院総持寺)

東京都足立区西新井1-15-1

東武大師線西新井大師駅下車徒歩5分

http://www.nishiaraidaishi.or.jp/